テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ
アートやデザインに興味がある人なら、誰でも一度は美術館や展覧会を訪れたことがあるでしょう。興味がなくても、好奇心から訪れるのはもちろんのこと、時には世界的に有名な画家の作品が展示されるなど、老若男女問わず多くの人々を魅了する場所です。今回は、2年前に訪れた展覧会について、会場内での作品の配置についてお話ししたいと思います。
2023年の夏、7人ほどの友人と六本木の「国立新美術館」で開催された特別展に行きました。展示作品はすべて、イギリスの「Tate(テート)美術館」のコレクションから持ち込まれたものでした。テーマは「光」だったため、写真、油絵、スクリーンに投影されたデジタルライト、彫刻など、様々なアーティストの作品が展示されていました。
私が最もユニークで興味をそそられたのは、下の写真です。天井から吊るされた2枚のカラフルな丸い紙は、それぞれ蝶の形をしており、蝶の群れを描いています。上から差し込む光によって生じる影が、作品に独特の雰囲気と感情を与えています。
引用:自分の写真. 2023.7.17
もう一つ興味深い作品は、LEDライトで作られたタワーです。長方形や正方形など、様々な大きさのLEDライトが積み重なり、高層ビルを思わせると同時に、光の階段のような感覚も与えます。
引用:自分の写真. 2023.7.17
油彩作品の中で特に目を引いたのは、ジョセフ・ライト・オブ・ダービーによる「噴火するヴェスヴィオ山とナポリ湾に浮かぶ島を臨む眺め」です。画面右側の淡い色彩で雄大な自然と美しさを表現している一方で、左側では噴火する火山、噴き出す溶岩、発生する暗雲、そして爆発で空を覆う巨大な光など、恐ろしい状況を私たちに伝えようとしているようにも感じられます。
引用:自分の写真. 2023.7.17
火山の頂上から漏れる光は、まるで映画『ロード・オブ・ザ・リング』で「フロド」が指輪を火山に投げ込もうとするシーンと「闇の帝王サウランの目」が再び現れるシーンを見ているかのようです。
みなさんはこれまで訪れた中で、気に入った展覧会や美術館、興味深いもの、気になったものなどがあれば、ぜひコメント欄に書き込んでください。
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