本の「目次」や「見出し」Vs. Webサイトのナビゲーション
普段は気づかないことが多いのですが、書籍やウェブサイトの中には、互いに共通する特徴を持つものがあります。もちろん、書籍にはウェブサイトのようなボタンを押す機能がないなど、それぞれ異なる特徴がありますが、もう少し詳しく見てみると、興味深い類似点がさらに明らかになります。
引用:自分の写真コラージュ. 2025.05.20
このブログでは、これらの類似点と、書籍とウェブサイトの関係性についてお話しします。現在私が手にしている本は、アガサ・クリスティ著の『オリエント急行殺人事件』です。この本は2007年版なので、他の版とは異なる文体とレイアウトが採用されています。
[目次]セクションを見てみると、すべての章が第1部、第2部、第3部と3つの主要なテーマに分かれています。各章は番号順に並べられており、ページの右側に書かれた番号は、各章がどのページから始まるかを示しています。これは、多くの書籍で見られるレイアウトシステムです。つまり、本書では出来事を時系列順に読者に伝えるため、線形構造が採用されているのです。
引用:自分の写真. 2025.05.20
さて、ウェブサイトの構造を考えてみましょう。ここでご紹介するウェブサイト「Pottermore: Wizarding World」は、ワーナー・ブラザース・エンターテイメント社がハリー・ポッターとファンタスティック・ビーストシリーズのために特別に制作したものです。ちなみに、サイト名は現在「Harry Potter」に変更されています。
ページ上部にある「グローバルナビゲーション」セクションは、9つのメイン見出しで構成されています。そのうち3つだけがサブ見出しを含んでいます。残りのページは、入力するとすぐにサブ見出しが表示されます。
引用:ハリー・ポッター | ハリー・ポッター、ホグワーツ・ソーティング、そして魔法界の公式ホームページ. (n.d.). Harry Potter. https://www.harrypotter.com/
引用:ハリー・ポッター ファクトファイル | ハリー・ポッターと魔法界の公式百科事典. (n.d.). Harry Potter. https://www.harrypotter.com/fact-file
ある意味、ボタン一つで多くのページにアクセスできるというのは、はるかに簡単なシステムと言えるでしょう。しかし、これを書籍に組み込むことはできません。
さて、全体的に見てみると、類似点を見ずにはいられません。書籍の[目次]セクションは、ウェブサイトの[グローバルナビゲーション]セクションのようなものです。書籍ではメインの見出しが3つに分かれており、ウェブサイトでは9つに分かれています。つまり、各メインの見出しの下にサブ見出しがあるようなものです。これにより、ウェブサイトを読んだり閲覧したりする際に、探しているものを見つけやすくなります。
探しているものを見つけることについて言えば、これは必ずしも簡単ではありません。時には本全体の階層を混ぜて、すべての章を詳細に見る必要があるでしょう。同様に、ウェブサイト全体を略奪せずに、ウェブサイト上で探している情報やトピックを見つけるのは難しい場合があります。ここで重要なのは、探している情報がどこにあるかを知ることです。言い換えれば、キーワードから始めることです。通常、これらのキーワードは、本よりもウェブサイトのメイン見出しまたはサブ見出しで見つける方が簡単です。なぜなら、本では章のタイトルしか提供されていないからです。そのような場合、章全体を読まないと情報を見つけるのが難しい場合があります。
今の暮らしではデジタル環境の利便性から、より多く活用していますが、時には本全体をひっくり返して探している部分を探すのも楽しいです。視線を追って素早く見つける能力も向上します。
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